智弁・小坂監督が語る“通算73本塁打”岡本和真の「素顔」
15日は智弁学園(奈良)の岡本和真内野手(3年=右投げ右打ち)が登場する。高校通算73本塁打、センバツでも1試合2本塁打を放ったドラフト1位候補だ。その実力、素顔、学校の成績などを小坂将商監督(37)に聞いた。
――岡本は奈良出身ですけど、中学時代に全日本の4番を打って引く手あまただったと思います。智弁に入った経緯は?
「これは偶然ですけど、僕の嫁さんのお母さんと、岡本のおばあちゃんが以前からの知り合いで仲が良かったんです。おばあちゃんが薦めてくれたのもあったと思います。特待生制度もないのによく入ってくれたと思います」
――入学当時の印象は?
「右方向に大きな打球を打つのは天性のものがあった。打撃に関しては、フォームのバランスのことを言うくらいです。練習にしても1日700スイング、多いときには2000スイングをやるんですけど、ついてきましたしね。普段の打撃練習はマスコットバットでやらせてます。普通の木のバットだと、ウチのグラウンドでは場外に飛んでいくんで危ないんです(苦笑い)。太もも回りは60センチほどあり、下半身もどっしりしてます。ただ入った頃は、ボール球を振ったり、打撃の調子を落としたときに、雰囲気が暗くなるところがあった。そういう姿はチーム全体に影響しますから、厳しく注意してました」