米移籍への“状況証拠” オリ金子が異例のマウンド整備依頼
ポスティングシステムを使ったメジャー移籍がウワサされるオリックスの金子千尋(30)は、日頃、ほっともっとフィールド神戸のサブグラウンドを使う。チームの遠征中、居残りで調整をするときはそこのブルペンで投げ込むことが多い。
そんな「金子の庭」ともいうべき場所に、ごく最近、本人からリクエストが入ったらしい。関係者の話を総合すると「ピッチングをしたいのでブルペンを硬くしておいて欲しい」というものだったという。
金子は硬いマウンドを好む。普段、金子が本拠地の京セラドームで投げるときは、マウンドを硬く仕上げるくらい。リクエスト自体は特別変わったものではない。
問題はリクエストの時期だ。CS敗退でシーズンが終了。例年なら蓄積した疲労を取り除き、体のケアや手入れをしているであろうこの時期に、本格的な投げ込みをするつもりでいる。金子が実際にブルペンを使ったかどうかはともかく、投げる準備を周到にしていることが異例なのだ。
「11月12日に始まる日米野球に向けて、それだけ力を入れているということですよ。メジャー関係者がやってくる日米野球は米移籍に向けた格好のデモンストレーションになるし、なによりメジャー1年目から結果を残すには一日も早い準備が必要という判断に違いありません」(球団関係者)
かくして金子はこのオフ、入札制度で米球界に挑戦するというのだが……。