来季巨人入り本命視も…オリ金子にメジャーが“熱視線”
「本命は巨人? いや、そうとは限らないよ」
オリックス・金子千尋(30)の周辺からこんな話が聞こえてきた。語るは大阪のさる放送関係者だ。
「金子は昨オフ、球団から複数年契約を提示されながら拒否して単年契約を結んだ。順調にいけば今季中に取得する国内FA権(8年)を行使して、巨人に行くなんて話が出回っている。実際、金子がこのままオリックスに残留する可能性は低いと聞いています。ただ、巨人で決まりかといえばそうではない。シーズン中も時間を見つけて、メジャー公認球でキャッチボールをしているとも聞きました。気持ちのどこかにメジャーという文字があると思う」
金子本人はメジャーについて「考えていない」と話す一方、田中将大が入札金20億円、7年総額1億5500万ドル(約161億円)の大型契約でヤンキース入りしたことに、「すごい。日本人投手であれだけの契約をしてもらえるのは、日本人の評価が上がってきた証拠。夢があると思った」と言っていた。
その田中がメジャートップの11勝を挙げているのを筆頭に、先発ではダルビッシュ(レンジャーズ)と黒田(ヤンキース)、リリーフでも上原(レッドソックス)、田沢(同)と日本人投手が軒並み結果を残し、その評価は急上昇。金子は今季5勝、防御率1.89をマーク。奪三振はリーグ断トツの123。田中がいなくなったいま、日本球界のナンバーワン投手であることはだれもが認めている。