右ヒジより心配…日ハムドラ1有原には「練習量」が足りない
「(栗山監督から)高い評価をしてもらってうれしいです。しっかり準備をしてダルビッシュさんのようなピッチャーになりたい。キャンプまでに(体を)いい感じにして、(1年目から)先発ローテーションに入って投げたい」
11日、母校で日本ハムの指名挨拶を受けた後にこう話したのが有原航平(早大)だ。
先月のドラフトでは4球団の1位入札が競合した「大学ナンバーワンの即戦力右腕」といわれる。とはいえ、今夏に右ヒジを痛めたため、球団側も過度の期待は抱いていない。
球団が最優先で取り組んでもらいたいのは、ヒジの違和感を完治させること。潜在能力が高いのはわかっているだけに、故障の再発だけは避けたい。
そこで、当初描いていた開幕からの先発起用プランを白紙に戻し、春季キャンプも二軍スタートを検討。栗山監督も「メディカルチェックをしながらいろいろな方法を考えていきたい。慌てる必要はない。一歩一歩進んでいけばいい。オレが(球団を)出ても(有原は)将来、このチームの軸になる投手だから」と話した。