右ヒジより心配…日ハムドラ1有原には「練習量」が足りない
ヒジは投手にとって命の次に大事なもの。チームが将来有望な新人右腕に気を使うのは理解できる。しかし、気になるのは球団の配慮に対する本人の気持ちや姿勢だ。
首脳陣の言うことを真に受けてノンビリと調整していたら、来シーズン途中までどころか、丸々1年を棒に振ることになりかねない。
有原は「ほぼ毎日練習をしている」とは言うものの、このところはランニングと体幹トレーニングが中心。体を持て余しているのか、体重は96キロに増加し、本人も「ちょっと今(体が)重い。絞っていかないと」と言った。
「大学の中でも最近の早稲田の野球部は、絶対的な練習量が少ない。日ハムのフロント幹部も有原獲得にあたり、その点を心配していた。最近は甲子園常連校の高校生の方が、よほどしっかりと体を鍛えていて、即戦力に近いとも言っていました」とは球団OB。
栗山監督は有原の加入が「(高校、大学の先輩の)吉川や斎藤にとっても刺激になる」と話したが、現状では過剰な期待はできない。