日ハム投手事情深刻 ドラ1有原に「先発2番手」の可能性

公開日: 更新日:

 今年のドラフト最大の目玉選手なのは間違いない。4球団の1位入札が競合、抽選で日本ハムが交渉権を獲得した有原航平(早大)のことだ。

「150キロを超す速球に加えて、打者の手元で鋭く曲がるスライダーが武器の右腕。日ハムのスカウト会議では、楽天の則本やヤクルトの小川らと同等の成績を残せるピッチャーという評価だったらしい。1年目からローテ入りはもちろん、来季は大谷に続く先発2番手が有力とか。毎年コンスタントに2ケタ勝てる選手だけに、競合覚悟で1位指名したようです」(日本ハムOB)

 夏場に痛めた右肘についても、このOB氏によれば「かかりつけの病院を調べた結果、軽い炎症と判明した。来年のキャンプはまったく問題ない状態で臨めると球団はみている」そうだ。クジで交渉権が当たって多少の“身びいき”はあるにせよ、日本ハムがソロバンをはじくように有原が本当に「則本や小川クラス」なら「先発2番手」もあり得ない話ではない。

 もっとも、裏を返せば新人にいきなり「先発2番手」を期待しなければならないほど、日本ハムの投手陣は層が薄いということだ。来季、先発として計算できるのは大谷を除くと、メンドーサ、上沢、吉川くらい。むしろ、こちらの方が大問題だろう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された