楽天・安楽に新人研修会で“一本”取られた巨人・岡本の意地
「安楽は安楽なんで」
少し不機嫌そうにこう言ったのは、巨人ドラフト1位の岡本和真(智弁学園)。
13日の新人研修会で行われた「話し方、インタビューへの対応」講座で、ともに壇上に立った同じ高卒ドラ1の楽天・安楽智大(済美)に、早くもライバル心をメラメラと燃やしたのだ。
岡本は野手として、安楽は投手として、ともに「高校ナンバーワン」と評されていたが、模擬インタビューの採点結果は対照的だった。講師役の深澤弘氏(元ニッポン放送アナウンサー)は、スラスラと受け答えをする安楽を「ちょっと話すスピードが速いけれど、98点だね」と絶賛。聞き取りづらさが垣間見えた岡本には、「もうちょっとハッキリ話そう。もっと自分の言葉で」とアドバイスをおくった。
講義後の深澤氏は安楽について「マー君(田中将大)も同じことをやったが、内容は遜色ない。奇麗すぎるくらい。音が出ているし声質もいい」と改めて評価。一方の岡本については「ちょっと言葉のキレが悪かった」と辛口だった。