「まともな指導者がいない」 広岡達朗氏が古巣巨人をバッサリ

公開日: 更新日:

■コーチが教えられないのは原監督の責任

 裏を返せば、巨人にまともな指導者がいないということですよ。数年前、巨人の練習を見ていたら、ある選手がゴロを捕球する際に手首を折り曲げて固定している。「構え」ができておらず、このグラブの出し方ではまともに捕れんと思ったから、内野守備走塁コーチの勝呂に、身ぶり手ぶりでこう伝えました。

「グラブのどこに当たっても捕るというんでは後ろにそらすこともある。グラブの真ん中でしっかり捕る意識を持たせなさい。それにはグラブを出す角度が大事なんだ」

 どんな選手でも、本人にやる気さえあれば必ずモノになると私は思っています。デキが悪いとレッテルを貼るのは簡単。選手が知らないだけなんです。指導者は、ただああしろ、こうしろと言うのではなく、こうしたらこうなる、という理由をきちんと伝えてやる。そして何が何でも成長させてやるんだという信念を持って、繰り返し繰り返し教えてやらないと。それができる指導者が巨人にどれだけいるのか。

 つまるところ、コーチが教えられないのは監督の責任だという自覚を、原にも持ってもらいたいですね。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  2. 2

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 3

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  4. 4

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  5. 5

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  1. 6

    大阪万博会場は緊急避難時にパニック必至! 致命的デザイン欠陥で露呈した危機管理の脆弱さ

  2. 7

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  3. 8

    レベル、人気の低下著しい国内男子ツアーの情けなさ…注目の前澤杯で女子プロの引き立て役に

  4. 9

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  5. 10

    芳根京子も2クール連続主演だが…「波うららかに、めおと日和」高橋努も“岡部ママ”でビッグウエーブ到来!