アジア杯で低レベルの相手にてこずった長友佑都の「限界」
フィジカルの衰えも長友の心をナーバスにさせている。UAE戦延長前半4分、中央からのパスを受けようとして跳び上がり、不自然な格好で着地した瞬間に右足太もも裏を痛め、試合翌日に肉離れと診断された。
「13年2月、左膝外側半月板損傷のケガを負った長友は、同じ箇所を何度も痛めて慢性化させてしまった。それでも、膝の場合は筋トレで再発を防ぐことも可能だが、太もも裏の肉離れは、少しムリをすると再発しやすく、悪化させるとすぐに3カ月くらいの戦線離脱にもつながる。長友は、非常に厄介な部位を痛めてしまった」(前出関係者)
インテルでの立場も微妙である。24日、現地有力紙が「マンチーニ監督がトリノDFダルミアンに興味を持っている。長友は夏の移籍組に入るだろう」と報じたのだ。
惨敗アジア杯。長友の将来を占う意味において分水嶺となった――。