「去年の分取り返す」 スッタモンダ更改の中日大島が決意語る
12日のシート打撃で存在感を見せたのが大島洋平(29)だ。
安打こそなかったが、1打席目にはファウルで粘って四球を選ぶと、すかさず盗塁。前日は3安打2打点と「らしさ」を見せている。
このオフの契約更改では落合GMから、「今年(14年)の守備だったら、俺なら使わない」と厳しい言葉を浴びせられ、2度も保留。年俸もわずか1775万円増にとどまるなど辛酸をなめた。
その大島に昨季の契約更改のことを改めて聞くと、「まあ、それはそれ……今年はドラゴンズでやるわけですし。もう関係ないですよ。去年の分を今年取り返してやるってくらいの気持ちでやっています。去年以上の成績を残したい」と、意気込みは十分。
最多安打、首位打者のタイトル獲得を目標に掲げており、「中堅から逆方向に低くて強い打球を打てるようにというイメージを持って練習しています。安打の確率も高くなるわけですから。自主トレから体の向き、トップの入り方といったところを考えながらやっている」と言う。
中日は昨オフ、金子(オリックス)、中島(現オリックス)らの獲得に乗り出すも失敗。大した補強がない中、大島の活躍なくしてAクラス浮上はない。落合GMは「俺なら使わない」なんて言ってたが、大島が目立たなければ自分のクビが危うくなる。