中日・落合GM「就任2年目」 チームの随所に“オレ流構想”
「動き出したな」
ある中日OBが、落合博満GM(61)についてこう言った。
17日に発表された今季のスタッフ陣容。近鉄などでプレーした大塚晶文氏(43)が二軍投手コーチに就任するなど、6人が新入閣した一方で、昨季とは変化が見られた。
「複数のコーチに『総合』『チーフ』という肩書を付け加えた。一軍では達川(チーフバッテリー)、辻(野手総合)、長嶋(チーフ打撃外野守備走塁)ら。二軍は高柳(野手総合)、佐藤(チーフ投手)です。彼らは落合GMの息がかかっている人材。権限を持たせて責任の所在を明確化すると同時に、落合GMの意向をより現場に伝達しやすくする狙いがあるのではないか」(前出のOB)
コーチについては、昨秋に続いて元西武の土井正博氏を特別コーチとして今キャンプに招聘する。これも、落合GMの方針といわれる。
選手層が薄いという事情もあり、ドラフトでは大学、社会人の即戦力ばかり9人を獲得した。これも落合GMならではで、これ以外にも先を見据えた動きをしているという。