開幕投手に暗雲…巨人・菅野の“異変”にチーム内「おかしい」
巨人の開幕投手最有力候補の菅野智之(25)に暗雲が垂れ込めてきた。
2月28日のヤクルトとのオープン戦で3回を6安打3失点。直球は140キロ台そこそこで自慢の制球、変化球も精度を欠いた。キャンプから調整を一任されてきたが、らしくない内容に「去年のヒジの影響があるのかどうか。ちょっとおかしい。悪い球の方が多い。定期的に投げさせる方がいいのか、一回何かした方がいいのか。明日、本人、監督と話をして決める」と斎藤投手コーチ。登板を一度飛ばしてミニキャンプを行う可能性まで示唆していた。
菅野は1日、試合前の練習で強めのキャッチボールを行った。現段階で右ヒジを気にする様子はないものの、何らかの異変が起きていないとも限らない。
バックを守った巨人の某選手はこう指摘しているのだ。
「開幕投手どころか、どこかおかしいんじゃないかと思いましたよ。万全なら直球は150キロ近いはずなのに、140キロに届いていない球も多かった。シュート系の球は投げていないと話しているけど、シュート回転どころか、完全にシュートしている球もあった。あれだけ狙ったところにいかないのは、あまり見たことがない。菅野のことだから、何か試していたのだとしても、明らかに変でしたから。まだヒジが痛いんじゃないかと。斎藤コーチじゃなくても、みんなそう感じたと思います」