ダルを長年見た日本人スカウトが語るMLB“サバイバル術”

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「長い疲労の蓄積があったんでしょうね」

 こう話すのは、元シアトル・マリナーズのスカウト山本泰氏(69)。レンジャーズのダルビッシュ(28)が右肘靱帯を部分断裂したことについて、東北高校時代からチェックしていた同氏はこんな見方をしている。

「一概にこれが原因とは断言できないが、私はダルの高校時代のことが気になった。ダルは入学して2年間ほど、成長痛もあってダッシュができなかった。加えて、もともとランニングが好きではないとは聞いていた。指導者がランニングを指示すると『膝が痛い』、ダッシュをやれと言うと『太ももが張っている』と返すこともあったようだ。それでも、能力があるから抑えてしまう。もちろん、プロに入ってからは一生懸命に練習をしたのだろうが、高校時代に下半身をしっかりと鍛えて“貯金”できなかった影響が出て、中4日登板など過酷な環境でプレーするメジャーでは徐々に耐えきれなくなったのかもしれない」

■魚が好きか嫌いかまでチェック

 ダルに限らず、日本人投手では田中将大(ヤンキース)もダルと同じ故障をし、松坂や藤川や和田も肘の靱帯損傷でトミー・ジョン手術を受けた。

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