ハリル氏はまるでトルシエ&オシム 自信家で頑固どう影響?
オシムともイメージが重なる。オシムは就任会見で「日本らしいサッカーをやる」と話したが、ハリルホジッチもこの日「バルセロナやブラジルのサッカーではなく、日本らしい戦いをやっていきたい」とコメント。互いのサッカー哲学の共通性が垣間見えた。
「さらにハリルホジッチとオシムには共通項がある。とにかく頑固一徹なところだ。オシムは代表監督在任中、何度も日本サッカー協会の頭を悩ませた。スポンサー関連の行事が大嫌いだったオシムは、たとえばメーンスポンサーのキリンが『大会前に記者会見を2回やりたい』とサッカー協会を通して要望しても『大会前の代表選手発表の記者会見は1回で十分』と一貫して拒否の姿勢を貫いた。ハリルホジッチはフランス1部のパリSG監督時代、主審に執拗な抗議を続けて2カ月の出場停止処分を食らったことがある。気に入らないことがあると徹底抗戦。これもオシムと似ているところです」(前出記者)
自信過剰で頑固一徹。トルシエとオシムに似た欠点ばかりが前面に出るようなら、先行きは甚だ不安だ。