横浜ゴムが“後押し” 日本代表FW武藤「チェルシー移籍」情報
16年に欧州移籍。日本代表の主軸として18年ロシアW杯に出場――。そんな未来予想図を描いていた武藤に思わぬ“追い風”が吹いた。
日本のゴム・タイヤ業界の横浜ゴムが、来季15─16年シーズンからチェルシーの胸スポンサーに名乗りを上げ、それが武藤の欧州移籍を強力にプッシュしたのである。
■5年370億円でスポンサー契約
近年、ゴム・タイヤ業界のサッカー界進出が目立っている。国内最大手のブリヂストンは13年から17年までの5年間、南米クラブ選手権(リベルタドーレス杯)の冠スポンサーになっている。国内4番手のトーヨータイヤは14年4月から16年6月まで、日本代表のMF本田圭佑(28)が所属するセリエA・ミランとスポンサー契約を結んだ。
住友ゴムに次いで業界3番手の横浜ゴムが手を組んだのが、世界中に圧倒的なファンを持っているプレミアリーグの人気クラブ・チェルシーだった。契約金は年74億円の5年契約で総額370億円。これまでチェルシーの胸スポンサーだった韓国通信大手サムスンの契約金が、年間33億円だったことを考えると破格の大盤振る舞いである。