完全Vで全英女子の切符も…成田美寿々を待つメジャーの壁

公開日: 更新日:

 世界ランク50位以内(6月8日時点)の日本人プロは大山志保(43位)ただひとりで、成田は日本勢4番手の63位。上位2人に入らなければ、リオ五輪には出場できない。その前にメジャーで通用するのか。評論家の宮崎紘一氏がこう言う。

「国内ツアーで勝ったところで、海外メジャーはコース設定そのものが難しく、距離も長く、風や自然環境も変わります。何より戦う相手のレベルがまったく違う。たとえば世界ランク50位以内を見ても、イ・ボミ(31位)を除いて韓国人プロは20人。イ・ボミは米ツアーで通用しないことがわかっているから日本に専念しており、もっと強い韓国選手がぞろぞろいる。ポッと行って活躍できるほど、甘い世界ではない」

 日本の賞金レースを独走するイ・ボミに勝って「世界でもやれる」と意を強くしたかもしれない。だが、メジャーには朴仁妃(ランク2位)や金孝周(同4位)ら韓国人プロが立ちはだかる。リディア・コ(同1位)も国籍はニュージーランドだが両親は韓国人だ。成田のメジャーでの優勝争いには難関が立ちはだかるのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…