藤田光里&キャディー“復活” 問われる協会の「リスク管理」
【サントリーレディス】(兵庫・六甲国際ゴルフ倶楽部=6511ヤード・パー72)
お騒がせコンビ復活である。藤田光里(20)が、“問題”のキャディーと約1カ月ぶりにコンビを組んで出場し、初日は4アンダー、5位タイ。
藤田のキャディーは中京テレビ・ブリヂストンレディスのプロアマ戦でゲストに不快感を与えたとして、日本女子プロゴルフ協会から2週間の職務停止処分を受けた。その際、監督責任者として注意を受けた藤田は、自身のブログに「まとめると選手が連れているスタッフの責任は全て選手にあるという事ですね」と書き込むなど、協会の処分に不満タラタラだった。
さらに翌週、左手首痛でリゾートトラストを欠場すると、次の会場(ヨネックスレディス)で2日間練習していたのが協会にバレた。この時も協会は口頭で藤田に注意した。
日本女子プロゴルフ協会は年間37試合、賞金総額33億3300万円のゴルフ大会を運営する一般社団法人だ。最高で10年間の職務停止処分といった罰則規定はあるものの、今回のケースのように問題が起きると、協会幹部が審議を行ってその都度処分を決めるという。だが、対応が遅すぎるし、プロやキャディーに対してマナー順守が徹底されていないことが、図らずもわかった。もちろんプロアマ戦のトラブルなど、もってのほかだが、そんなことも理解していない若いプロが増えているということだ。