イ・ボミに“宣戦布告”も…成田美寿々の「賞金女王」を阻む壁
【アースモンダミンカップ】(千葉・カメリアヒルズCC=654ヤード・パー72)
女子ツアーはこれまで16試合中7試合で外国人プロが優勝するなど、日本人プロの不甲斐なさが目立つ。そんな中、2週間前のサントリーレディスで「そろそろイ・ボミさんにストップをかけないと、ツアーが面白くなくなる」と宣戦布告したのが、プロ4年目、今季2勝(通算7勝)の成田美寿々(22)だ。今大会も初日トップタイにつけ、好スタートを切っている。
女子ツアーは現在、賞金ランク1位イ・ボミ、2位はテレサ・ルー、3位は申ジエと外国勢が独占し、成田は6位につける。今大会は優勝賞金が2520万円と女子大会では高額で、初の賞金女王タイトルを狙う成田にとっては、上位陣との差を縮めるチャンスだ。
しかし、成田の初タイトル獲得への道のりはかなり険しそうだ。イ・ボミは今季1勝ながら、2位5回、トップ10入り10回、予選落ちなしと安定感抜群。成田は今季2勝ながら2位0回、予選落ち2度、トップ10入り4回と、安定感に欠ける。