イチロー窮地…田沢にも力負けで「33打席連続無安打」に
マーリンズ・イチロー(41)が7日(日本時間8日)のレッドソックス戦に途中出場し、3打数無安打2三振。これで連続打席無安打は「33」に伸びた。
一塁手ベーカーが左わき腹を痛めて二回の守備から起用されながら、チャンスを生かせなかった。四回の第1打席は相手の先発左腕マイリーの真ん中低めの直球にバットが出ずに見逃し三振。2死二、三塁の好機で迎えた六回はカウント1-2と追い込まれ、最後は150キロの直球に反応できずに2打席連続の見逃し三振に倒れた。自身への不甲斐なさからか、日頃はポーカーフェースを崩さないイチローがベンチに引き揚げる際には渋い表情を見せた。
八回には田沢との日本人対決が実現。過去、8打数1安打と相性の悪い右腕の152キロの直球をファウルにするなど、意地を見せたが結局は力負け。150キロのストレートを捉えきれずに力のない二ゴロに打ち取られた。
絶不調に陥ったイチローがジェニングズ監督の信頼を損ねたのは明らか。この日は本来ならイチローが守るはずの左翼に一塁が本職のモースを起用したほどだ。