ダル3年目と比較 日ハム大谷「来季年俸」どこまで跳ね上がる
「制球が定まらず、3回くらい心が折れそうになりましたけど、リードや野手のプレーに助けられました」
10日の西武戦で両リーグ最速の10勝目をマークした日本ハムの大谷翔平(21)がこう言ってホッとした表情を浮かべた。
投げ合った岸は、八回先頭の近藤に中堅フェンス直撃の二塁打を打たれるまで無安打無得点ペース。1点もやれない状況が続く中、「心が折れそうになりながら」も、8回を3安打無失点、10奪三振に抑えた。
高卒3年目の今季年俸は1億円。来季の給料は一体、どれくらいになるのか。
大谷は10日現在、10勝1敗、防御率1.43、117奪三振。パ・リーグどころか、両リーグを通じて投手三冠だ。
日本ハム出身で同じ高卒のダルビッシュ(現レンジャーズ)は、3年目に15勝5敗、防御率1.82。最多奪三振(210)のタイトルを獲得して7200万円だった年俸は、一気に2億円までハネ上がった。
3年目の大谷は現時点で、投手としてダルと同等以上の成績を残しているうえ、日本ハムでは打者としての査定や、マスコミへの露出度も加味される。