いまだバット湿る日ハム大谷に「2球団限定二刀流」プラン
大谷翔平(21)のバットから久々に快音が聞こえた。
打者としては6月27日の西武戦以来、10日ぶりのスタメン出場(5番・指名打者)だった7日の対ロッテ戦。二回無死二塁の1打席目、ワンバウンドでフェンスに当たる先制の左翼越え適時二塁打を放った。
もっとも、安打はその1本だけ。その後は空振り三振、一直、二ゴロ併殺、二ゴロで、7日現在、1割8分7厘、3本塁打、12打点。投手としては9勝1敗、防御率1.56という好成績を残している半面、打者としては精彩を欠いている。
そのため首脳陣の間では一時、投手専念プランが検討されたという。しかし、大谷から完全にバットを取り上げてしまっては本人の士気にかかわるし、投打の活躍を期待するファンの夢を潰すことになる。
そこで浮上しているのがロッテ、楽天戦で打席に入る「2球団限定二刀流プラン」だ。
大谷は今季、ロッテと楽天戦に限って、バットが火を噴く傾向にある。
7日の試合前時点の成績を見ても、ロッテ戦の成績は5試合で打率.313、1本塁打、4打点。楽天戦も4試合で打率.600、1本塁打、1打点。昨夜も先制適時二塁打を含む2打点だった。