アジアでも勝てない日本男子 「反省すべき」とゴルフ評論家
【タイランドオープン】サイアムCCプランテーションC=7295ヤード・パー72
日本ツアーとワンアジアとの共催で行われた今大会には日本人選手39人が出場した。内訳は決勝進出が20選手、予選落ち15選手。予選2日間に棄権2選手、失格2選手。
日本人最高位は通算13アンダー4位の宮里優作(34)。勝った金庚泰(キム・キョンテ)とは8打差だった。評論家の菅野徳雄氏が、「もうアジアでも日本選手は勝てなくなってしまった」とこう嘆く。
「半世紀前には極東サーキットがあり、国内に試合がなかったので主力選手がほとんど出かけて、強くなっていった。フェアウエーはひび割れて硬く、グリーンも止まらない。だから低い球で止めたりと極東サーキットでいろんな技を覚えて帰ってきた。しかし、今の日本人選手はみんな高弾道ボールでグリーンを攻めるばかりで技がない。アジアでなぜ勝てないのか、反省してもらいたい」
練習法も昔のプロは工夫があった。台風並みの雨風だと青木功は「全英オープンの練習になる」と喜んでコースに飛び出した。中村寅吉は障子に穴をあけて、まばたきせずに見続けたという。