ミラン開幕戦完敗 本田圭も新指揮官の信頼得られず途中交代
セリエA・ミランのMF本田圭佑(29)の15―16年シーズンの開幕戦は「39分」で終わった。敵地でのフィオレンティーナ戦(日本時間24日午前3時45分開始)にトップ下で先発したが、前半39分にDFエリーが2枚目のイエローカードで退場。DFサパタを投入する代わりにベンチに連れ戻されたからである。
本田が見せ場をつくっていたら、ベンチ送りは2トップの一人だったはずだが、本田は“消えている”時間帯が長く、目に付くのは相手に吹っ飛ばされたり、自陣で守備に奔走する場面ばかり。
ベンチの本田は悔しさを押し殺し、能面のような表情で戦況を見守るしかなかった。今季から「自分の家」と公言するトップ下を任されることになったが、周囲との連係もイマイチだったし、何よりも新指揮官の信頼が薄いことも露呈した。
試合は0―2の完敗に終わった。不完全燃焼の本田。前途多難である。