「来季も残りたい…」 本田圭佑ミラン残留宣言の“損得勘定”

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 セリエA最終節のトリノ戦(日本時間25日)にフル出場したミランMF本田圭佑(28)が、試合後に「自分としては来季もここに残りたい」とコメント。

 試合後に口を開いたのはおよそ2カ月ぶりだが、「何ともけなげな残留アピール」と苦笑するのは日本代表を長らく取材しているサッカージャーナリストである。

 ミランは今季12勝13分け12敗の10位でシーズンを終えた。勝ち点49はセリエAが20チーム制になった05-06年シーズン以降、最少の数字。勝利数もクラブワースト記録を更新した。エースナンバー「背番号10」を背負う本田は、第7節までに6ゴールと上々の滑り出しだったが、中盤以降は3トップの「右」として攻撃面でインパクトを残せず、オフの放出リストに名を連ねている。

「現有戦力の半数が放出されるといわれ、しかもワンマンのベルルスコーニ名誉会長が『ミランはオール・イタリア人体制が望ましい。外国人選手が多過ぎる』と発言。本田は窮地に追い込まれてしまった。しかし、本田は是が非でもミランに残りたい。それでトリノ戦後の異例の残留アピールとなった」(前出のジャーナリスト)

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