3年ぶり優勝の服部真夕 スランプ克服の陰に“思考転換”が

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 岡本は81年、米女子ツアーに本格参戦して通算17勝を挙げ、87年には米国人以外で史上初の賞金女王にも輝いた。米ツアーでは日本人選手が集まって一緒に練習ラウンドするが、岡本はいつもひとりだった。

「“世界の綾子”と呼ばれた岡本に弟子入りしても、指導をただ黙って聞くとか、指示を待っているだけでは成長できません。岡本から道しるべはつけてもらえても、そのレベルに近づけるよう自分で努力しなければ、岡本に追いつけない。“自分でやるしかない”と服部はようやく気付いたのでしょう」(前出の早瀬氏)

 岡本軍団には森田理香子、若林舞衣子、青山加織のほかに表純子もいる。ツアー会場でチェックしてもらえるが、いつの間にか一緒に行動する仲間になってしまい、岡本が若い頃に経験した“孤独に勝つ”ということを知らないままだった。

 服部の独り立ちは、師匠に一歩近づいた証しなのだ。

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