パドレス右腕が3度目手術 「ダル執刀医」の気になる“過去”
今年3月に右肘のトミー・ジョン(腱の修復)手術を受けたレンジャーズ・ダルビッシュ有(29)は大丈夫か?
ダルは早ければ来年5月にも復帰する見込みだが、再び、右肘靱帯を断裂する恐れもあるからだ。
ここにきて、パドレスの右腕ジョシュ・ジョンソン(31)が右肘靱帯の損傷でトミー・ジョン手術を受けることが決定。今季は不調でマイナーで調整を続けていたジョンソンが右肘にメスを入れるのは07年8月、13年10月に続いて今回で3度目となる。同手術を3度も受けたのはホセ・リホ(元レッズなど)、ジョニー・ベンタース(元ブレーブス)、ジェイソン・イズリングハウゼン(元カージナルスなど)に次いで4人目となる。
この4人には共通点がある。ジェームズ・アンドリューズ医師が執刀や診察に携わっていることだ。米国では肘の権威として知られるアンドリューズ医師は、これまで100人以上を執刀しているが、実はダルの肘を手術したのも同医師というから気になる。
トミー・ジョン手術は日々進歩しており、成功率はほぼ100%。アンドリューズ医師の手術を受けてメジャーのマウンドに戻った投手は少なくない。肘の靱帯断裂、損傷を繰り返すのは術後のリハビリが万全でなかったり、肘に負担がかかる投球フォームの改善を怠るなど、本人に起因する場合が大半だ。