WCゲーム先発濃厚のヤンキース田中に“オフNY残留”プラン

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「ヤンキースの首脳陣はタナカに、できればオフもNYに残って調整してもらいたいと考えているようです」

 右太もも裏の張りでこの日(日本時間24日)のブルージェイズ戦の先発を回避した田中将大(26)に関して、こう言うのはヤンキース担当の米国人記者だ。

 ヤンキースはポストシーズン進出をかけ、負けられない試合が続いている。そんな重要な時期にケガで登板を一度、飛ばしたことが問題視されているわけではない。首脳陣が危惧しているのは田中の右肘だという。

 昨シーズン中に右肘靱帯を部分断裂。今季はすでに5回、中4日登板をこなしているものの、患部は完治したわけではない。

「治るどころか、右肘はいつパンクしてもおかしくない状態だと首脳陣はみています」と前出の記者がこう続ける。

「実際、春先には右肘をかばって手首と前腕部を痛めています。一度切れた靱帯は、そう簡単に元には戻らないらしいですからね。しかも、他の投手が軒並み故障したこともあり、中盤以降は右肘にかなりの負担がかかっている。首脳陣はシーズン終了後もできればニューヨークに残って、チームドクターの目の届く範囲でリハビリやトレーニングに努めて欲しいのでしょう」

 キャッシュマンGMは同日、チームが地区優勝争いに敗れて地区シリーズ進出を懸けて1試合を戦うワイルドカードゲームに臨むことになった場合「田中が先発最有力候補」と語り、無事復帰なら大役を任せる意向だが、田中の右肘はまだまだ予断を許さないということだ。

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