両チーム思惑一致 ヤンキース田中に「ドジャース移籍」急浮上
米国からとんでもない話が飛び込んできた。
田中将大のトレード情報だ。相手は昨年まで2年連続でナ・リーグ西地区優勝のドジャース。本拠地が約4000キロ離れた東西の老舗名門球団の間で、ひそかに商談が進行中というのだ。
きっかけは田中が4月28日、右手首の炎症と前腕部の張りを訴えて故障者リストに入ったことだった。タイガースのエース左腕でサイ・ヤング賞投手のプライス(29)がツイッターで「(4月23日に)気温0・5度のデトロイトで6回と3分の1を投げたときから故障は始まった」と指摘。これにドジャースのフロントがビビッドに反応したという。
「ドジャースは8日現在、地区首位。3年連続地区優勝へ向けて、投手陣をより強固にする構想だと聞いています。それで田中に白羽の矢を立てたのでしょう」と、西海岸のある代理人関係者がこう言った。
「本拠地のロスは何しろ気候が温暖だからね。ドジャースのフロントは寒暖の差が激しいニューヨークより、はるかに安定したパフォーマンスが期待できるとソロバンをはじいています。ドジャースはそもそも田中が2年前のオフ、ポスティングでヤンキース入りしたときも争奪戦に参加して、当時からその実力を高く評価していた。オーナーはあのマジック・ジョンソンも参加する投資家グループ。7年総額194億円の年俸をペイできるだけのポテンシャルは十分ある。交換要員にもこと欠かない。2人のサイ・ヤング賞投手、カーショー(27)とグレインキー(31)は無理としても、田中が取れるなら今季急成長のボルシンガー(27)や左腕のアンダーソン(27)、野手でもレギュラークラスの選手の放出もいとわないようだ」