「ポイント」に不満拡大…松山が年間王者ならブーイング必至
【ツアー選手権】
大会2日目、1アンダー11位タイ発進の松山英樹(23)は3バーディー、5ボギーの72で回り、通算1オーバー12位タイに後退した。
今大会はポイント上位選手だけが出場しており、優勝賞金(約1億7820万円)のほかに、年間王者タイトルのボーナス12億円が用意されている。
出場した28選手全員に年間王者のチャンスがあるが、松山の場合は優勝が絶対条件のため厳しい。
そして、いま米国内でフェデックスのポイントシステムに疑問の声が上がっている。
米ゴルフ事情に詳しい吉川英三郎氏がこう解説する。
「全米プロに勝ってプレーオフ2勝と勢いのあるJ・デイや、メジャー2勝のJ・スピースが年間王者になるのなら、誰もが納得する。ランキング3位のR・ファウラーもプレーオフ2戦目に勝っているから十分に権利があるという見方です。その一方で、初日から首位をキープし、ポイントランク4位のH・ステンソンは今季未勝利。最終戦に勝っただけで、年間王者というのでは一発勝負のギャンブル的要素が大きく、おかしいという声が大きくなっているのです」