遼の国内Vで波紋 「獲得ポイント」めぐり日米“温度差”の理由
【ダイヤモンドカップ】
先週、日本ツアー通算12勝目を挙げた石川遼(24)。今週は初日、首位と5打差の1アンダー15位タイ発進だったものの、2日目は1オーバーとスコアを落とし、通算イーブンパーの18位タイにつけている。
その石川は、世界ランク(WR)を前週206位から一気に148位まで上がったが、実はこのランクアップが米国内で思わぬ波紋を呼んでいるようだ。
石川が大きく順位を上げたのは、ANAオープン優勝の16ポイントを獲得したからだ。ちなみに同じ週、海の向こうではプレーオフ第3戦目のBMW選手権が行われた。そこで7位に入った松山英樹(23)の獲得ポイントは11.76。
石川はギリギリで来季の米シード権を獲得(125位人中124位)したものの、プレーオフ初戦のバークレイズで敗退。一方、松山は米ツアーのトップ70人しか出場できないBMW選手権でトップ10入り。30人だけの最終戦にも駒を進めている。出場選手の顔ぶれや舞台の違いからも石川の16ポイントは「ちょっと高くないか」という違和感を持つ関係者が多いのだ。