「そりゃ、やりたい」 “大魔神”佐々木氏がベイ監督に意欲満々
DeNAの次期監督レースに新展開だ。
8日、スポーツニッポンが98年日本一達成時の主力で、「横浜史上最強助っ人」との呼び声のあるロバート・ローズ氏(48)を次期監督の有力候補であると報じた。
球団は複数の監督候補をリストアップしているが、すでにオファーを断った人物もいるとみられ、人選は難航しているという。さる横浜OBは、「ローズ氏に加え、監督経験者として牛島和彦氏(54)らの名前も聞こえてくる。98年日本一時のクローザー・佐々木主浩氏(47)も、球団内に反対論者がいるとはいえ、可能性はゼロではない」と話す。
佐々木氏は日米通算381セーブを挙げた大投手だが、指導者経験はない。ただ、高田GMは以前、監督候補について「経験にこだわるとなかなかいい人はいない」とも言っていた。
今季のDeNAは3年ぶりの最下位転落。チーム防御率がリーグ最低(3.80)になるなど、投手陣の崩壊が主な要因だ。佐々木氏は今年、DeNA戦のテレビ解説を多くこなすなど、頻繁に横浜スタジアムに足を運んでおり、チーム状況も把握している。周囲にはチーム再建策について語ることも多く、監督就任に強い意欲を示しているようだ。今のコーチングスタッフは進藤ヘッドコーチ、川村投手コーチら98年メンバーがおり、佐々木氏がチームに入りやすい環境でもある。