センバツ絶望的の早実・清宮 “特例”で滑り込み出場の怪情報
フツーに考えれば、来春のセンバツ出場は「絶望的」だ。
1年生スラッガーの清宮幸太郎擁する早実が昨12日、秋季東京都大会2回戦で二松学舎大付に延長十回、1―2でサヨナラ負け。「3番一塁」で出場した清宮は先制適時打を含む2安打1打点と気を吐いたものの、打線は甲子園出場経験のある二松学舎大付の左腕・大江に12三振を喫するなど精彩を欠いた。
秋の都大会の成績は翌年の春のセンバツ出場校を選ぶ際の重要な資料となる。
通常の出場枠は東京と関東を合わせて6校。東京は都大会の優勝校、もしくは準優勝校が選考対象になるのが通例だ。
2回戦敗退は明らかに対象外で、敗戦後の清宮自身も、「(高校時代に甲子園に)5度出るというひとつの目標は遠のいたけど、レベルアップして戻ってきたい」と話している。スポーツマスコミがセンバツ出場を「絶望的」と報じるのも、常識で考えれば当然かもしれない。
しかし、清宮の早実がこれまで、「フツー」とか「常識」では考えられないような「追い風」を受けてきたのも事実だ。