調整に四苦八苦…原監督の“陽動作戦”に巨人先発陣が辟易
巨人が13日、翌14日からのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージのヤクルト戦へ向け、東京ドームで調整した。前日のファーストステージで首を痛めた坂本は別メニュー。原監督(57)は「きのうの炎のヘッドスライディングで首が張っている。やり慣れないことをすると張っちゃうのかな」と説明した。出場には影響ない見込みだが、阪神との激闘の傷痕は残っているようだ。
先発が予想される内海は高木勇と同じ調整を行った。ファーストステージ前の練習期間同様、ブルペン周辺の通路を封鎖し、報道陣の取材を規制。先発隠しに躍起である。他にも大竹、田口らが候補に挙がる中、今季2勝1敗、防御率5・01で二軍暮らしが続いた内海について原監督は「弱音を吐かない。キャリアがあると先を見たがる選手がいるが、彼はファームで投げますと言う。絶対に(一軍に)戻したいと思っていた」とベタ褒め。逆に報道陣には疑念が広がった。
「内海が明日の先発ならあんなに話すか? 高木勇か田口か大竹か。まさかマイコラスが中3日で強行先発なんてことは……」
この時点で原監督はニンマリだろうが、先発投手陣は四苦八苦している。最初の“被害者”はエースの菅野だった。