実弟「野球賭博」で逮捕の波紋 ダルにもMLBの調査入る可能性

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■八百長に関与なら永久追放も

 事件の火の粉は、レンジャーズのダルビッシュ有(29)に降りかかる可能性がある。

 なにしろ、賭博開帳図利容疑などで逮捕された翔容疑者(26)は実弟。しかも5月12~18日に行われていた野球賭博には米大リーグも含まれているからだ。

 ダルは今年3月に右肘靱帯を再建するトミー・ジョン手術を受け、現在は戦線離脱中。だが、本拠地の試合ではベンチ入りするなど、チームの機密事項にじかに触れることができる。先発投手や主力野手の状態、チームの雰囲気、相手投手との相性などチームの勝敗に関わる情報が、実弟に筒抜けだった可能性がないとは言い切れないのだ。

「メジャーはマフィアとの関係については徹底的に調べます。八百長や不正に関連する可能性があるからです」と、スポーツライターの友成那智氏がこう言った。

「メジャー通算424セーブで主にメッツで活躍した左腕のジョン・フランコは、マフィアのボナンノ一家のメンバーにタダ券を渡しただけで、MLB(大リーグ機構)の調査を受けました。立証されずに処分を受けることはありませんでしたが、MLBは事件を未然に防ぐというスタンスが徹底しています。ダルビッシュにもMLBの調査が入る可能性はあります」

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