右肘手術から復活目指すダルに試練 “恩人”兄弟が揃って退団
まさに踏んだり蹴ったりだ。
実弟の翔(26)が賭博開帳図利の疑いで逮捕されたレンジャーズ・ダルビッシュ有(29)。言動に注目が集まる中、30日には自身のツイッターを更新したが、実弟に関しては何も触れなかった。
チームは29日(日本時間30日)、投手コーチのマイク、GM補佐を務めたグレッグのマダックス兄弟の退団を発表した。ダルにとってマダックス兄弟は12年に入団してから「恩人」だった。不調に陥った際には、マイク投手コーチはもちろん、通算355勝を挙げたグレッグGM補佐の2人が投球フォームの乱れを指摘。調子のバロメーターになっていた。
移籍1年目には、こんなこともあった。7月から8月にかけて3戦連続で勝ち星から遠ざかったダルは、マダックス兄弟からの助言でマウンド上でのスムーズな体重移動を心掛けた結果、球威がアップ。8月12日のタイガース戦では強力打線を相手に七回途中まで6安打3失点に抑えて約3週間ぶりの白星を手にした。マダックス兄弟による的を射るアドバイスもあり、この年は16勝(9敗)を挙げてルーキーイヤーを終えた。