ヤクルト異例の複数年契約用意で山田「メジャー行き」急加速
今季、トリプルスリーを達成した山田哲人(23)の年俸はいったい、どこまで上がるのか。
年俸8000万円の山田は、リーグ優勝したこともあり大幅アップが予想されている。本塁打王(38本)、盗塁王(34個)、最高出塁率(.416)の“三冠”を達成。MVP、ベストナイン受賞も確実で、タイトル料を含めば倍増(1億6000万円)以上は間違いないだろう。
一方、球団は「策」を練っているようだ。先日、FA権を取得した畠山と3年契約で合意。総額は4億5000万円プラス出来高程度とみられているうえ、長期の複数年契約を結んでいるバレンティン、ミレッジは来季も契約が残っており、この2人だけで5億円以上。昨オフにFAで獲得した成瀬、大引には合わせて3億円程度の資金が必要になる。さらに山田以外の選手の給料も上げざるを得ないため、ド派手に大盤振る舞いしづらい状況だ。そこで山田に対しては、異例の「複数年契約」も検討しているという。
ただ、ヤクルトOBは、「仮に山田が複数年を受け入れるとすれば……」と前置きし、こう続けた。