プレミア12から漂うどうしようもない脇役感
野球プレミア12初戦、日曜日朝。スポーツ各紙の1面は浅田真央だった。年増ねえさんが復帰したフィギュアスケートのほうが1面にふさわしかったのだろう。例外的にスポーツ報知は「いきなり!!激アツ!! 由伸監督」で、6時間の熱血指導が第1面。いたるところに赤文字で「打つべし」を書きなぐった。相も変わらず手前味噌よな(デイリースポーツの1面は「金本監督、横田を金本&掛布化 3割40発5カ年計画」どうぞお好きに)。どの紙面もプレミア12の扱いは2~5面だった。
当日新聞のテレビ欄に躍った文字。
「いざ!!野球世界一へ!!開幕は因縁の日韓戦!!大谷翔平がマウンドへ 超強力韓国打線と激突 侍ジャパンに大声援を!」
大谷翔平は「与えられた場を全力で」と言って殊勝だが、だからといって、「筒香がバッターボックスへ!」じゃ視聴率は取れぬ。「秋山世界へ!」じゃ「紅葉狩りの世界へ入りませんか!」の山歩き観光ポスターみたいになる。「かつには山田もおかわりも出る!」じゃ、キャベツおかわり自由のとんかつ屋の品書きみたいになる。