ミスで表情変わる日本女子プロはイ・ボミに絶対かなわない

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【コラム 菅野徳雄「日本のゴルフを斬る」】

 アメリカの選手にはクリスチャンが多いので、彼らが優勝したときの共同記者会見は、昔からよく選手の「神への感謝」から始まった。

 今季7勝し、獲得賞金が男女を合わせて史上最高の2億2500万円を突破したイ・ボミは試合中、ふとしたときに十字を切っていることがあるので、クリスチャンであることは分かっていた。

 アメリカの選手のように、記者会見で神への感謝を言葉にすることはないにしても、どんなピンチに立ったときでも、ミスをしたときでも表情ひとつ変えないのは、ゴルフが出来ることに常に感謝しながらプレーしているからだと思う。

 技術面については「スイングプレーンが崩れることはまずない。どんなショットをするときでもバックスイングとダウンスイングのテンポが変わらないのが最大の強みだ」とよくいわれる。

 高校3年のときから師事している趙範洙コーチにスイングの基本を徹底的に叩き込まれて育った。趙氏はアマチュア時代には韓国代表として活躍し、プロになって優勝したこともあり、韓国では屈指の名コーチとして注目されている。

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