広島は40億円の損失…米FA市場でマエケンの評価渋い理由

公開日: 更新日:

「感謝の気持ちでいっぱいです」

 長年の夢がかない、笑顔を浮かべたのは広島前田健太(27)だ。

 4日、広島がポスティングによるメジャー挑戦を容認することを発表。今後、メジャー複数球団による争奪戦がスタートする。

 ダイヤモンドバックスはデーブ・スチュアートGMが1年前からラブコールを送るなど熱心。大物投手のクエトの獲得に失敗しており、前田に照準を合わせてくるとみられている。メジャー屈指の資金力を誇るドジャース、元広島監督のマーティー・ブラウン氏が環太平洋地域コーディネーターを務めるナショナルズ、ブルージェイズなども獲得に興味を示しているという。

 そこで気になるのが契約総額だ。広島はポスティングの譲渡金を上限の2000万ドル(約24億6000万円)に設定する見込みだが、米メディアの中には、「ダルビッシュや田中将大ほどではない」という評価を下しているところもある。

■昨オフなら入札金含め1億ドルも

 メジャーの各球団は、入札金と年俸を合わせた総額で獲得予算を組む。近年、巨額契約を結んだ日本人メジャーを見ると、入札金を含めた総額でダルが6年約1億1170万ドル(約137億円)、田中が7年約1億7500万ドル(約215億円)だった。前田はどれくらいの契約になるのか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動