広島は40億円の損失…米FA市場でマエケンの評価渋い理由
「入札金2000万ドルに加え、年俸は5年総額5000万ドル(約61億5000万円)程度だろう」
とは、メジャーに詳しいスポーツライターの友成那智氏。
「前田に関心を持つ球団は、先発投手の2、3番手で評価している。FA市場では先発投手の7、8番目くらい。トップグループはレッドソックスと7年総額2億1700万ドル(約270億円)で契約したプライス、タイガースと5年総額1億1000万ドル(約135億円)で契約したジマーマンに、グリンキー、クエトを含めた4人。前田は元中日のチェンらがいる第2グループに入ってくる。今年のFA市場は投手の人材が多く、また日本人メジャーのダルビッシュ、田中が揃って故障離脱したこともあり、前田にとっては不利な状況。人材不足でかつダルも田中も2ケタ勝利を挙げていた昨オフにポスティング申請をしていたら、入札金を含めて1億ドル(約123億円)に達するといわれていた。タイミングが悪かったですね」
1年遅くなっただけで3000万ドル(約37億円)のマイナスとは、もったいない話だ。