マエケン争奪戦に参戦する“渋チン”アスレチックスの思惑
いよいよメジャーによる争奪戦が展開されそうだ。大リーグ機構(MLB)は9日(日本時間10日)、広島・前田健太(27)が大リーグに移籍するためのポスティングの申請が行われたと、全30球団に通知した。
譲渡金(最高2000万ドル=約24億4000万円)を支払う意思のある球団は、10日(同11日)から前田との交渉が可能になる。
前田を巡ってはジャイアンツ、ドジャース、ヤンキースら複数の球団が入札に参加するといわれるが、ここにきて、メジャーでも一、二を争う渋チン球団であるアスレチックスも前田に関心を寄せていることが明らかになった。
スポーツ専門チャンネル「ESPN」(電子版)が8日に伝えたところによれば、アスレチックスは今オフ、先のプレミア12でMVPを授賞した韓国の金賢洙(27=斗山)とともに前田の獲得を検討しているという。
記事では前田獲得に要する費用は譲渡金も含めて総額で8000万ドル(約97億6000万円)と予想。低予算で運営するアスレチックスでは厳しいとしているが、そこは敏腕として知られるビリー・ビーンGM。前田取りで得られる将来的な利益を、計算に入れているという。