大所帯から一変…巨人の自主トレ“少人数化”進んだ裏事情
巨人の沢村拓一(27)が4日、自主トレ先の米ハワイへ出発した。
2年連続で中大の後輩、日本ハムの鍵谷を同行させ、2人で練習を行う。
沢村はかつて、投手陣のリーダー内海らと6、7選手の大所帯でグアムで体をつくっていた。が、2年前に離脱。理由は「それぞれメニューが違うし、暖かくて静かな所でトレーニングしたかったから」という。
野手陣も前主将の阿部が坂本や長野らと大人数で行うのが恒例だった。一時は総勢7選手だったこともある。その阿部は前日にグアム入り。「1人でのグアム自主トレになるけど、自分に負けないようにやっていく」と今年はグアム、宮崎で単独練習するという。恒例のグアム自主トレは坂本と長野が引き継ぎ、高卒2年目を迎える若手の岡本が初参加するものの、ハワイでは昨年12月から菅野と宮国が2人トレを行うなど、少人数での練習が主流になりつつある。
「親分肌の阿部は宿舎の手配からグラウンドの確保などを引き受けていただけでなく、後輩選手分の金銭面を自腹でほぼ全額負担していた。航空券代、高級コンドミニアムの宿泊料やら全てで、毎年ざっと1000万円ほどかかったといいますからね。坂本と長野には年俸が1億円を超えてからは、自分の分は自分で払えと言ったけど、それでも毎年のように後輩が同行を直訴してくるから、出費は大して変わらなかったみたい。阿部が今回離脱したのは、後輩を自立させるためという意味合いもあるのでしょう」(球団関係者)