年俸1億円で広島入り…ルナの“逆恨み”が巨人を苦しめる
得点力不足に泣いた広島が強力な武器を手にした。18日、今季まで中日でプレーしたエクトル・ルナ内野手(35)を獲得したことを発表した。
レギュラーを固定できなかった三塁が補強ポイントだった。ルナは今季、セ・リーグ4位の打率.292、8本塁打、60打点。中日3年間で打率.316、34本塁打、184打点の好成績を残した。
これに舌打ちしているのが巨人である。対戦打率は15年.298、14年は.250も、13年は.359とボコボコにやられているからだ。
このオフ、巨人も外国人内野手を探していた。結局、守備力が高く、31歳の前ロッテ・クルーズに触手を伸ばした。年俸8500万円だったが、3倍の2億4000万円で事実上の“強奪”。ロッテ球団関係者は「残留して欲しかったけど、とても太刀打ちできなかった」と白旗を揚げていた。
そこでルナである。中日での年俸は2億円。金にシビアな落合GM体制下では、これ以上の高騰は避けたい事情があった。シーズン終盤、中日球団関係者がこう漏らしていた。