前任者と対照的 DeNAラミ監督コミュニケーション変幻自在
キャンプ初日に新旧監督が合体した。
1日、DeNAの中畑清前監督(62)がキャンプ地に訪れ、古巣を激励。ラミレス監督(41)と2人で肩を並べて「ラミちゃんぺ!」のパフォーマンスを見せた。
数々のパフォーマンスでファンを魅了してきた中畑前監督は、ラミレス監督について、「たまにはパフォーマンスを見せてやらないと。自分のキャラを生かすこともプロとして大事」とアドバイスを送ったが、ラミレス監督は報道陣から「これからもパフォーマンスを?」と問われ、「これからはチームをマネジメントすることに専念したい。選手にパフォーマンスしてもらえたら」とやんわり拒否した。
前任者との違いは、選手とのコミュニケーションの取り方にも表れている。この日は、あいにくの雨だったが、投手は一部の選手を除いてブルペン入り。すでに開幕投手に指名されている山口俊は、いきなり151球の熱投を見せた。
ラミレス監督は「どの投手も80%くらいでやってくれていると思う。この時期に準備万端というのではなく、キャンプではリラックスしながら練習してほしい」と、はやる選手の手綱を緩めたが、内心はニンマリだろう。