人気回復ビジョンなし 期待できないJGTO青木功新会長体制
「理念の“人を育む”は小学校の道徳教育ではあるまいし、いい大人をつかまえて何をいまさら男子ツアーが、といった印象です。一番に取り組まないといけないのが、いかに試合を増やして人気回復させるかです。しかしそのためにはどう取り組んでいくのか、具体的なビジョンが何もなかった。しかも脇を固める理事の顔ぶれを見回しても新会長に意見をブツけたり、大胆な改革や戦略を立てられる人は皆無で、イエスマンばかり。重しになるような人物は見当たらず、本気で男子ツアーを立て直そうという強い意志やエネルギーは伝わってこなかった。ただ単に知名度だけで担ぎ上げられただけというのが、よく分かりました」
会見では、耳が遠くなっているのか記者からの質問にトンチンカンな返答が多く、これで大丈夫なのかと不安な面も見せた。本人もいったい何をしたらいいのか分かっていないようだった。
一般社会なら隠居していてもおかしくない年寄り連中に、柔軟な発想や大胆な改革は期待できない。
やはり男子ツアーの迷走は続きそうだ。