松山は完治しない可能性も…ゴルファーの股関節痛なぜ厄介
2月のフェニックスオープンで米ツアー2勝目を挙げ、4月のマスターズに向けて調子を上げたい松山英樹(24)だが、“ヤバい”状況になってきた。
現地26日のザ・ホンダクラシック2日目のスタート前に右股関節痛で棄権したからだ。
「バンカーや腰を落としてスイングする時に痛くなる」「バックスイングの時に痛みがくる」と話した松山は、「これ以上悪化すると、たぶん歩けないところまでいく。ゴルフをする体ではない」とも言っていたから、気がかりである。
今回は今後のスケジュールを見据えて大事を取ったというが、直前のノーザントラストオープンは風邪のためにプロアマ戦を途中棄権。変調の兆しは出ていた。3打差10位発進の最終日に4日間ワーストの72をたたいて11位フィニッシュと見せ場もなく、優勝争いにからめなかったのは、体調を崩したことで、スイングを狂わせたのではないか、という指摘もある。
試合後は米西海岸ロサンゼルスからフロリダシリーズの東海岸への長距離移動と、米ツアー転戦は体への負担が大きく、それが股関節痛の一因になったとも考えられる。