韓国で騒動に リオ五輪女子ゴルフ代表巡り足の引っ張り合い
世界ランク15位以内に7選手もいて、リオ五輪女子ゴルフ代表争いが熾烈な韓国で今、とんでもないことが起きている。
コトの発端は今月1日のシンガポールでのアクシデントだ。昨年の全米女子オープンに勝ち、日本のメジャー2勝のチョン・インジ(21)がHSBC女子チャンピオンズに出場するためシンガポールに移動。空港に到着し、下りエスカレーターに乗っていたところ、後ろからキャリーバッグが落ちてきて背中を直撃。大会に出場できなくなった。精密検査の結果、2週間の治療が必要という大ケガを負ったのだ。
実はそのキャリーバッグの持ち主がリオ五輪代表候補の一人、ジャン・ハナ(23)の父親だったことから、一気に騒ぎが大きくなった。
ジャンはシンガポールでのその大会に勝って、一気に代表候補2番手に浮上。一方、3番手だったチョンは欠場が響き、5番手に落ちてしまったから、チョンの熱狂的なファンが黙っているわけがない。ポータルサイトには、ジャンを非難する書き込みが殺到。韓国だけでなく、米メディアにも飛び火した。
チョンはマネジメント会社を通じて、「私が遭った事故が大きな注目を浴び、一部には行き過ぎた臆測も出ている。あちらの方々(ジャン側)がひどく誤解され、心が傷付けられる状況にまでなってはならない」というコメントを発表しなければならないほど騒ぎは大きくなった。