日本女子レスリング リオ五輪で「全階級メダル」の期待

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「女子の6階級全てでメダル獲得は夢ではない」――。

 日本レスリング協会の栄和人強化本部長が自信たっぷりだ。

 25日、都内で、未定だった75キロ級の代表を決めるプレーオフを行い渡利璃穏が昨年の全日本選手権覇者の鈴木博恵を下し、代表権を勝ち取った。

 渡利は20日まで行われた五輪アジア予選で同階級を制し、上位2人に与えられる出場枠を獲得。一昨年までは63キロ級を主戦場としており、昨年9月に階級を2つ上げてからわずか半年足らずで五輪切符を掴んだ。

 リオでは昨年の世界選手権を制した48キロ級の登坂絵莉、53キロ級の吉田沙保里、58キロ級の伊調馨の3人は金メダルは、ほぼ確実。

 63キロ級の川井梨紗子、69キロ級の土性沙羅の2人も表彰台が有力視されている。

 重量級の75キロは日本の唯一の弱点だったが、渡利には十分に上位進出の可能性はある。

 栄本部長はこれまで伊調、浜口京子(北京五輪72キロ級銅)ら階級を上げた教え子を育てた実績がある。

 渡利は身長163センチと重量級にしては小柄。63キロ級時代に培ったスピードで大柄な海外勢に対抗すれば勝機を見いだせるというが……。

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