ひさびさ好成績で逆転も 宮里藍「リオ代表候補」に急浮上
大逆転はあるか――。
宮里藍(30)が先週の起亜クラシックで3位に入り、13年3月RRドネリーファウンダーズの2位以来、約3年ぶりのトップ5フィニッシュとなった。世界ランクは157位から一気に67位上がって90位、日本人選手29番手から10番手に急浮上した。
リオ五輪の日本人女子代表選手(2枠)は、7月11日時点の世界ランクで決定する。現在、日本人トップは38位の宮里美香(26)で、42位の野村敏京(23)が続いている。今後の成績次第では、藍にも五輪出場の可能性が出てきた。
例えば、今週出場する海外メジャー「ANAインスピレーション」は、優勝ポイントが100。24ポイントの日本女子オープンと比較すると、約4倍だ。先週3位で加算されたポイントは26・53と、日本ツアーと比べてかなり高い。海外メジャーで上位に入れば、日本人トップに躍り出ることもあり得るのだ。
世界ランクの算出方法は、過去2年間に獲得したポイントを試合数で割る平均点方式なので、もともと世界ランクが低い宮里は試合で上位に食い込めば大幅に順位がアップする。代表決定直前に開催される全米女子オープンの出場資格は現時点ではないが、予選会突破や米ツアー優勝、あるいは大会までに世界ランク50位以内に入れば出場できる。