勝手に制度変更も JGTO新副会長・松井功氏に良くない評判
日本人初の米ツアー優勝と日本ツアー51勝で永久シードを持つ青木功(73)が、日本ゴルフツアー機構(JGTO)の新会長に就任した。4人いる副会長のひとりに、2期6年にわたって日本プロゴルフ協会(PGA)会長を務めた松井功氏(74)が入り、青木をサポートすることになった。
だが、早くも新体制を不安視する声が上がっている。というのも、業界内で松井氏の評判がすこぶる悪いからだ。
「2008年、松井氏のPGA会長任期1年目が終わるころ、知名度と人気の高かった杉本英世プロをPGA会長にしようとする動きがあったのです。そこで当時、70歳だった杉本プロの出馬を何とか阻止しようと、70歳定年制を導入したのが松井さんです。その3年後、今度は定年制を廃止して自分が会長職にしがみつこうと画策したのです。さすがに思惑通りにはいかず、任期満了で退かざるを得なかった過去があり、権力にしがみつくタイプとして知れ渡ったのです」(関係者)
杉本降ろしに成功してPGA会長2期目を迎えるにあたり、松井氏は続投した理由を「会長職立候補者がいなかったため」とした上で、「私も67歳になった。自分だけの人生を考えれば肉体的、精神的にもういいかなあと。潔く次の方に譲るつもりでした」と述べている。